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子宮筋腫核手術について
術後に妊娠を希望する場合には、子宮を残す必要があります。この場合には、
筋腫のみを切除する筋腫核手術を使います。この方法なら子宮を残すことができますが、小さな筋腫が残って、それが大きくなることで再発を招くことがあります。
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妊娠希望の方は筋腫核手術
子宮筋腫核手術は開腹により外側から子宮筋腫を取り除く手術ですが、子宮筋腫の種類が、粘膜下筋腫やしょう膜下筋腫で、数が少なく内視鏡で手術できると判断された場合は、内視鏡手術が行われます。
子宮筋腫核手術の場合、手術で取り除くことのできる子宮筋腫は肉眼で見える筋腫のみなので、ごく小さな筋腫まで全てを取り除くことはできません。そのため再度筋腫ができてくることがあり、数年後に再手術が必要になる場合があります。そのため経過観察が必要です。
また、子宮筋腫核手術後に、子宮筋腫を摘出した傷の部分に癒着が起き、卵巣や卵管、大腸などと癒着してしまうこともあります。 子宮筋腫核手術は、年齢的に妊娠が可能で、将来妊娠を望む場合には適していますが、手術をした位置や程度により、分娩時に子宮破裂を起こすこともあり、その時は帝王切開になります。
手術の際に、筋腫が取れない場合もあります。「可能性はかなり低い」とは言いながらも、もし取れなかった場合、そのまま閉じるか、子宮ごと摘出するか、その場では本人は全身麻酔で眠っており決断できないので、前もって打ち合わせをする必要があります。
個々の症状にもよりますが、手術の際にかなり出血が予想され輸血を必要とします。輸血が必要なことが事前にわかっている場合、自分の血液を前もって取っておく必要があります。約3週間保存が可能ですから、手術の約3週間前から自己血液を保存するようになります。
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